マシュマロ・タランチュラを巻く

ドライフライ-dry flies-

👉️マシュマロ・タランチュラのタイイング動画はこちら

Turck Tarantulaとの出会い

マシュマロ・タランチュラの前に、まずはTurck Tarantulaについて。
このパターンを初めて知ったのはフライ雑誌——たしかFly Fisher誌だったと記憶しています。

「おお、なんだか海外っぽ〜い。」なんて思いながらページをめくっていました。
当時の僕にとって、大型フライ、特にドライフライはどこか“疑わしい存在”でした。

「ビッグフライでビッグトラウト!」といったド派手な釣りは、雑誌や映像の中の出来事。
巨マスが棲む桃源郷のような場所で、選ばれし釣り人だけが使うのがビッグドライフライ。
そんなイメージを勝手に抱いていて、まるで空想の世界の話だと思っていたのです。

フライフィッシングを始めたばかりの頃は、フックサイズ#14〜#18のフライや6X〜7Xの細いティペットを使う釣りが雑誌で紹介されており、それが「当たり前」だと思い込んでいました。

しかし今では、#6や#8のドライフライを普通に使いますし、ティペットも3Xや4Xです。
もしタイムマシンがあったなら、当時の自分にこう言いたい。

「いや、いつものあの川でも普通に使えるから。あと、お前の言う桃源郷って意外と近所にあるからね。」


Turck Tarantulaとは?

少し話が逸れましたが、ここでTurck Tarantulaについて調べたことをまとめます。(もし間違いがあったらご容赦ください。)

Turck Tarantulaは、ガイ・ターク(Guy Turck)氏が1990年に考案したパターン。
マダムXをベースに、視認性と浮力を改良したアトラクターフライです。

ラバーレッグ、白いカーフテイル、ファーボディ、そしてディアヘアのヘッドという構成。
ナチュラルドリフトを基本に、トゥイッチングも効果的で、今やアトラクターパターンの定番として世界中で使われています。

「1990年なんて最近だな」と思ったのですが、気付けばもう30年以上も前のこと。
それでも、トラディショナルパターンに比べればまだ“新参者”といった位置づけでしょうか。


マシュマロ・タランチュラ誕生

時が流れ、自分が使用するフライサイズやリーダーは次第に大きくなり、ビッグドライフライの有効性を実感するようになりました。
そんな折に訪れたのが“マシュマロブーム”。(個人的なブームです)

マシュマロ素材のフライが楽しくて、せっせと様々なパターンを巻いていたのですが、その波はTurck Tarantulaにも及びます。
そして生まれたのが——マシュマロ・タランチュラ

パウダータイプのフロータントとの相性は抜群。

使って楽しい!釣って最高!

このフライでの釣りは本当に楽しい。
どんぶらこどんぶらこと流れるマシュマロ・タランチュラに魚がガボッと出る瞬間。
トゥイッチで誘った途端にバシャッと反応する魚。もう最高です。

使い勝手も抜群。マシュマロボディにディアヘアヘッドですから、浮力も言うことなし。

動画で巻いたのは、オレンジのアンダーボディにシナモン色のマシュマロファイバー、ブラウンのEPファイバーをミックスしたオーバーボディ。
ただ、グリーンやオリーブ系もよく使いますし、暗色系もまた良いです。暗いカラーでは視認性を確保するためにヘッドにポストを立てるのがおすすめです。

個人的な感覚では、このオレンジ×シナモン系は特にイワナ(アメマス)に効果的。次いでヤマメ。もちろんニジマスも釣れますが、不思議とイワナの反応が一番強い印象です。ちなみに僕の中では「ニジマスは黒好き」説が定着しています(笑)。

オリーブ系ボディのマシュマロ・タランチュラ。マスたちに噛じられまくってボロボロ…。でも、大型は釣れていない…そんな午後の一枚。

ビッグドライフライの楽しさ

マシュマロ・タランチュラは、時にビートル、時にシケーダとして使用し活躍してくれています。
視認性が高く、浮力が安定し、誘いも効く——そんな万能なビッグドライフライ。

皆さんもぜひ、このフライで遊んでみてください。


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